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第19期(2020年度)

毎週日曜日に活動が行われています。
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため例年とは異なる活動日程となっています)
毎週の活動詳細はこちらでチェック!
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11月1日 女子第4回

2020-11-07
カテゴリ:女子ステージ
女子第4回の活動が始まりました。
今日から11月。日なたでは暖かく感じるのに、日陰に入ると上着を羽織らないと「ブルッ」とする寒さを肌で感じるようになりました。
そんな中で活動も全体の後半に入ります。
今回の活動内容は、釜飯炊き(食事当番)、チーム農園作業、チーム農園発表準備、節目の振り返りでした。
塾生の中で、今までの自分たちの活動を振り返りつつ、それを言葉や形にすることでさらに自分たちの成長を実感することが出来た「節目(ふしめ)」の回となりました。
集合~朝の集い
朝の集いまでは各々色々なことに触れました。
釜飯炊きの準備として米研ぎをしたり、収穫したゴマのごみとりや、散歩に行ったり、スタッフが手作りした紅茶の香りをかいだりと、まったり過ごしていました。

朝の集いでは、活動の内容を聞いた後に瞑想を行い、落ち着いた心で活動を思いました。
季節の話を聞きました。
「霜降(そうこう)」の寒さが強く感じはじめるこの頃から、山のけものは「冬支度」のために食べ物をたくさん食べます。人間も昔から、冬に備えて食べ物を冬の間長く食べるために、今の時期とれる野菜を大切に長く貯蔵する工夫をしてきました。そういったことから学び、私たちも、これから収穫できる野菜に感謝して大切に食べていきたいという話でした。

塾頭さんからは、
「4人で休みの人の分もフォローしてやっていこう。後半になり残り少ない活動の中で身に付けてほしいことを活動で得てほしい」とお話がありました。
今思っていることとして塾生からは、
「休みのメンバーがいない分、協力して、そして楽しくやりたい」
「釜飯炊きを頑張りたい」
「1人いない分、てきぱきと行動したい」
「4人なので、自分たちでやることをしっかりやりたい。ご飯炊きとチーム農園両方頑張りたい。」
との声がありました。


金ゴマと黒ゴマのごみとりを「楽しい!」とやっていました
お米をこぼさないように慎重に洗います
今日の活動を思い・・・瞑想で心を落ち着かせました
節目の振り返り
『節目の振り返りシート』の確認をみんなで行いました。 今までの活動を振り返り、ここで身につけてほしい色々なことについて、各々の塾生がどのくらい出来ている・またはまだ出来ていないことはどんなことなのか、気付いてもらうために前回宿題として渡していたものです。
やってもらった中から「自己評価で一番よくできている事」はどんなことなのか、それはどうしてそう思ったかを言ってもらいました。
また、シートにのっている項目について一人の塾生から、
「これはどういう場面なのかわからなかった」と言うことに対して、メンバーから「私はチーム農園作業の中でその項目の行動が出てきたよ」や、「私はこんな行動ができたからその項目の答えにしたよ」等、塾生同士で意見交換もできました。

チーム農園作業
スイスチャードの間引き。根がからんでいるので、大きくしたい株以外をハサミで切り取ります。「小さいのを切っちゃうのはかわいそう。でも色もバランスよく選ばなきゃ」
ネギの追肥土寄せ。ネギの両側に肥料をのせ、ネギに土がかからないように気をつけながら、丁寧に手でよせました。
チンゲンサイを間引き、その中で食べられるものとそうでないものを分けました。「どう?これは食べられそう?」
ハクサイは、追肥と土寄せを順序よく作業を割り振り、同時進行で行いました。肥料がかけられたところから、他の人が土をかけていきます。
お土産レタスは一人当たりを重さで分けます。このとき食べられない部分ものぞきます。間引き菜も目分量で分けます。
計画立て前の畑の観察「ブロッコリーすごく大きくなったね」「葉っぱが内側からネットにめり込んでる!」
チーム農園作業の計画立ては、司会進行・書記を塾生がすすんで行いました。観察で見たこと、スタッフからもらった助言をもとに意見を出し合いながら書き込んでいきました。
「どのくらいの間を空けて間引きをしたらいいですか?」農業指導の先生に知恵を授かりました。
地下倉庫で道具の準備。「プラミはここにある!」「どの大きさを選んだらいい?」「ほかにどの道具が必要だったかな?」
リーフレタスのかき葉とり収穫。下側の葉を取ることでレタスに病気が回りにくくなります。取った葉っぱを見せ合い、食べられるのはどれか相談しながら行いました。
釜飯炊き
割った竹はどの向きで置くと火が付きやすいか話を聞きました。
薪(まき)が燃えています。ご飯炊き開始。あとは炊けるまでじっくり観察します。
昼食~お昼休み
「ごはんがたけたよ!」これから塾生の釜炊きご飯が昼食に並びます。
秋の味覚をふんだんに使った昼食。全員完食しておなかいっぱいになりました。
米炊きに使い終わったら釜洗い。次の人が気持ちよく使えるように、ピカピカに!
ごまのごみとりをしながら、昼食に入っていた3種類の野菜について盛り上がっていました。
昼食の献立
釜炊きご飯、根菜シチュー、鹿肉ハンバーグ、栗コロッケ、里芋の唐揚げ、手巻きサラダ、かぼちゃケーキです。
塾でとれた食材は、
米、ジャガイモ、サツマイモ、里芋、カボチャ、ニンジン、カブ、キャベツ、タマネギ、小松菜、水菜、レタス、パプリカ、ゴボウ、ブロッコリー、生姜、栗、小麦粉、鹿肉でした。
食事前に塾生から、「釜たきご飯が楽しみ!」「え、鹿肉!?」と反応があり、食事中に目配せで「鹿肉ハンバーグめちゃくちゃおいしい!」と言っていました。
お米は塾の田んぼでとれた、この地域のはるみという、つやがあって粒立ちの良い品種の新米です。
シカは塾庭でとれたもの。秋の味覚も季節の野菜も盛りだくさんでパワーをもらって午後の活動に挑みました。


チーム農園作業振り返り・チーム農園発表準備
まずは午前中のチーム農園作業を思い出して、気付いたことや感じたことを塾生手帳に書き出していきます。
塾生手帳に書いたことを共有します。2週間前から野菜の花が咲く変化に気付いたり、次回に活かせる事を話ました。
休憩の合間に絵を描き合って、話が弾んでいました。
チーム農園の野菜やみんなで進めてきた活動のことで一番伝えたいことは何か、意見を出し合いました。
帰りの集い
帰りの集いで感想を言い合いました。
帰りの集いの前に今日使った共同場所の掃除を行いました。

帰りの集いではそれぞれ今日一日を振り返って感想を言い合いました。
塾生からは「たくさんあったやることが、協力して時間内に終わってよかった」「午後は、今までやった活動を思い出して短いと思った。でもその短い中でやることをみんなで決めてやっていたから、成長したことを感じた」「チーム農園の振り返りで目標もチームで協力も両方とも◎(にじゅうまる)だった。みんなで協力出来て、次回も◎だといいなと思った」「ここイチで頑張れた。次回もこれ以上を目指したい」と感想がありました。

塾頭さんからは、
「1人いないけれどみんなで頑張った。私も◎と思った。次回も出来ることをやろう。朝、今日一日は「ルール」について考えて行動してほしいと触れたが、ルールがなぜあるのか考えると『なぜ守るのか』と考えて行動することにつながる。○○してはいけないというルールは、誰かのために何をしたら良いかという行動にかえられる。」とお話がありました。


編集後記

後半の活動に入り、折り返し地点のここで、1人休みという状況を塾生たちがどう乗り越えていくのか、頑張りどころだと思っていました。
チーム農園作業では、2つに分かれている畑をみんなで一つのチーム農園として世話をするにはどうやっていこうかと、畑のために個々が声をかけ合い、本当によく動いてチームとしての協力のかたちを生み出していました。塾生自身も、そうやってみんなで成長できたことを実感したと振り返っていました。
チーム農園発表準備でも、今までの活動をよく振り返り、自分たちがどんな風に出来るようになったのか、一生懸命考えて取り組んでいました。
今回は一人いない分、四人で頑張ろうという気持ちが行動の後押しになり、個々の相手を思う気持ちが行動になった、うれしくて清々しい回でした。
次回も、チームのために、みんなのために思い合いながら行動にうつしていけるよう、期待しています。
A.S.



10月18日 女子第3回

2020-10-23
カテゴリ:女子ステージ
今回で3回目の活動、全体の折り返しです。だんだんと自然塾での活動に慣れてきたのではないでしょうか?
今回の活動のテーマは「自分たちで活動を進めていこう!」です。スタッフの力に頼らず、自分たちの力でやれることを少しずつ増やしていきましょう。

チーム農園作業
前回植えつけた作物は2週間で成長しました。それぞれの状態に合わせて適切な世話をします。協力して作業を進めていきましょう。
2週間の間でそれぞれの作物にどのような変化があったか、皆で観察しました。
今回から作業の計画立ても塾生たちが行います。進行役と書記を塾生が担当し、しっかりとした計画立てをすることができました。
「こういう葉っぱは取って大丈夫!」 作業でわからないことがあったら助け合い。塾生同士で教え合っていました。
作物も成長しましたが、雑草も一緒に成長しています。作物の成長に影響が出ないよう、丁寧に取り除いていきます。
種をまいたチンゲンサイは「間引き」の作業をしました。株と株の間隔をあけて、より大きく成長しやすくしましょう。
農業指導の先生にネギの追肥の仕方を教わりました。大きく太いネギができるといいですね!
少し元気がないホウレンソウ。追肥をして元気を取り戻すようにします。
コマツナは虫に食べられてしまったのか、少し株数が減っていました。別で育てていた苗を補植しました。
昼食
チーム農園の片付けを終えて、虫沢川の河原へ移動しました。今回は河原で昼食をいただきます!


昼食の前に瞑想を行いました。川の水が流れる音を聴き、自然を間近に感じながらの瞑想でした。
今日の昼食は外ごはん弁当でした。自然塾産の作物はレタス、水菜、人参、ゴボウ、ジャガイモ、小松菜、キュウリ、栗、小麦粉です。
河原での昼食はちょっとしたピクニックの気分。自然の中でいただくご飯は格別ですね。
チーム農園作業の振り返り
河原で午前中のチーム農園作業の振り返りをしました。作業は予定通り進みましたか?目標は達成できましたか?
できたことはより得意に、できなかったことは次回できるようにしましょう。
ウォークラリー
午後の活動はウォークラリーです。活動の拠点である寄を散策し、この地域の自然・文化を探しに行きます!
スタッフも同行しますが、ルートを決めるのは塾生たち。渡された地図を頼りにチェックポイントを目指します。
最初のチェックポイントのお寺に到着しました。このお寺では、あることを体験できるそうですが…?ヒントを探して答えを導き出しましょう!
次のチェックポイントはハイキングコース「はなじょろ道」の入り口。 はなじょろ道の名前の由来、わかりましたか?
道端にコスモスの花がたくさん咲いていました。コスモスは寄がある松田町の花です。
川辺に降りられる場所があったので、少しより道をして降りてみました。秋の川の水は冷たかったようです。
自然塾の活動で使う畑の中で、一番広い面積のジャイモン畑。スタッフからの説明を聴いて、印象に残ったことをチームでまとめました。
塾舎の近くにある石碑。この石碑に刻まれている「堅牢地神」の読み方を皆で考えました。ちなみにこの石碑は、江戸時代に起きた大きな災害を鎮(しず)めるために建てられたものです。
塾舎の裏手にあるもみじ並木を歩いて、ゴールの塾舎へ向かいます。もう少し秋が深まると、きれいな紅葉を見ることができますよ!
帰りの集い
最後に塾舎に向かって挨拶をして解散しました。また2週間後、元気で会いましょう!
今回の活動を振り返って、感想を共有しました。
「チーム農園は自分たちで動くのは大変だったけど楽しかった」「皆だけでできたという達成感が良かった」「河原での昼ご飯が美味しかった」「自分の知らない寄を知れて楽しかった」「ウォークラリーは自然がたくさんあってよかった」
今回は河原での昼食、ウォークラリーと、塾舎から離れた場所での活動が多かったですが、楽しんでもらえたようです。次回の活動もぜひ楽しんでくださいね!
編集後記
男子第3回が台風の接近に伴い中止となり、今回は自然塾スタッフとしても2週間ぶりの活動でした。前日まで強い雨が降っており、今回もどうなることやらと心配でしたが、女子チーム農園の作物もほとんど被害がなく、活動も無事に終えることができてホッとしています。
今回の活動から「スタッフが指導する・指示する」といったことを減らし、できるだけ塾生たちの力で活動を進めてもらうようにしました。特にチーム農園作業は、作業内容や時間配分から塾生に考えてもらい、作業中もスタッフは多く関わらないようにしていました。ですが、塾生たちの行動力は素晴らしく、スタッフが想定していた以上に自分たちの力だけで作業を進めていました。ぜひ、次回も自分たちの力で進めてもらえたらと思います。
K.H.

10月4日 女子第2回

2020-10-09
カテゴリ:女子ステージ
日中の暑さも収まり、秋の気配を感じる中、2回目の活動が始まりました。今回もチーム農園作業を行い、前回植え付けた野菜の世話を行いました。また、塾舎周辺を散策しつつ、身近にいる危険な生き物を知りました。
塾舎到着
市村自然塾で収穫できたいろいろな作物に興味深々(きょうみしんしん)。ヒョウタンを抱えて「かわいい~」と見せて回ってました。
こちらも何やら観察中…。親指よりも太いイモムシ(スズメガの幼虫)。「よく見るとすごくかわいい。」(母)「…」(娘、遠くで無言であとずさり…。)にしてもお母さん、素手でつまんでまじまじ観察って…。
チーム農園作業
2週間ぶりの畑。作物の様子を確認。「芽が出ている!」「大きくなってる!」成長を感じてワクワク。
農作業を計画。「葉物の植え付けと追肥土寄せ。」必要な作業を考えて、道具をそろえます。
前回行った畦(うね)立て。慣れた手つきでスタッフの手を借りず、きれいにできました。
小さな苗を傷つけないように、丁寧に植え付けます。
植え付けた後はしっかり水やり。「大きくなってね」と願いを込めて。
ダイコンの様子を見て、「1株なくなってる…。」悲しい表情…。この後、間引きと害虫対策しました。
前回種まきをしたコマツナ。たくさん芽が出ていますので、間引きをしました。
「なんかもったいない…」でも、間引き菜は食べられるよ。「お昼に食べよう!」
釜めし炊き
今回は塾生にお釜でご飯を炊いてもらいました。
普段はスイッチ一つで炊きあがるごはんを、かまどとお釜、薪と使って火を焚いて炊きます。
昔は毎朝このような大変な作業をしていたことを知り
「炊飯器って偉大だな~」と感心していました。
昼食
献立は、
栗ご飯、バターナッツかぼちゃのグラタン、サラダ、三色餡団子、なすジャムパイ

塾産の食材はナス、ピーマン、パプリカ、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモ、カボチャ、バターナッツかぼちゃ 、タマネギ、ジャガイモ、人参、キュウリ、青じそ、ゴボウ、栗、オクラ、水菜。
そして、チーム農園で間引いたコマツナ、ダイコンの葉。

チーム農園の間引き菜のお味はどうか?
「サラダと一緒においしく食べた。『ダイコン』って味がした。」
なんだかうれしそうです。
チーム農園作業続き
リーフレタスの収穫。長く楽しむために1株まるごと収穫するのではなく、下葉を1枚づつ収穫。
「ほら、ここ。」教えてくれたのはイモムシ…。おいしい野菜を食べるためには取らなくては。頑張りました!
最後は道具洗い。汚れをきれいに落とし、終了。このように物を大切にすることで、長く使えるのです。
塾舎周辺散策
塾の周りにはこんな生き物がいるかもしれない。写真を見て、スタート。
「ふーっ」息をかけると草むらからヤマヒルが…。みんなあとずさり…。農作業着の必要性を実感。
「カナムグラ」という植物。そーっと触ってチクチクを体験。むやみに藪(やぶ)に入るとケガをすることわかったね。
編集後記
塾の活動にもだいぶ慣れてきた塾生たち。前回の活動を振り返って、今回は時間を意識して行動していました。時計を見て、声を掛け合い。自主的に行動していたことがよく見られました。
チーム農園でも、植えつけた作物の生長が目に見えてわかったり、虫に食べられてくやしい思いをしたり、作物を育てていることを感じ取っているようでした。
引き続き、塾活動を楽しんでもらいたいと思います。
K.M.

9月20日 女子第1回

2020-09-25
カテゴリ:女子ステージ

ついに女子の活動がスタートしました!今回から「チーム農園」の作業がスタートします。みんなの力を合わせて、自分たちだけの畑を作り上げていきましょう!

朝の集い
活動を始める前に季節の話と瞑想を行いました。
瞑想で心を落ち着かせ、五感を研ぎ澄まして季節を感じます。この日の二十四節気は「白露」に当たります。昼と夜の気温差が大きくなり、朝露が多く見られる時期です。
活動をしていく中で、季節はどんどん変化していきます。塾に来るたびの季節の移ろいにも注目してほしいですね。
避難訓練
地震や火事はいつ発生するかわかりません。もしもの時に備えて、避難訓練を行いました。
自分たちの命を守るためにも、避難訓練はとても重要です。塾生たちの表情も真剣そのもの、まじめに取り組んでくれました。
避難するときに大切な『おかしもち』。
お:おさない
か:かけない
し:しゃべらない
も:もどらない
ち:近づかない
今回の避難の時は完璧でした。避難する時はこの合言葉を思い出してくださいね。
チーム農園作業(午前)
いよいよチーム農園作業です。女子チーム農園は全部で11種類の作物を育てます。今回は苗で植えつけるハクサイ・ブロッコリー・リーフレタス・ネギの4種類と、種をまくコマツナ・チンゲンサイ・ダイコンの3種類、合計7種類を植えつけます。
チーム農園作業の第一歩、力を合わせて頑張りましょう!
まずは作業の計画建てをします。決められた時間内にすべての作業を終えられるように、役割分担や時間配分を考えていきます。
畑に挨拶をして、作業開始です!
作付け図を見て、畝を立てる場所を確認中。メジャーで測って、畝立ての目印になる紐を張っていきます。
クワを使って畝立てをします。前回の練習でコツをつかめたようで、素早く畝立てできました!
畝が出来たら、植えつける苗を並べていきます。畝の真ん中に植えつけられるように、横から見てチェックします。
今回植えつける苗の一部はスタッフが事前に大きなポットに植え替えていたので、普通よりも大きく成長した苗でした。根っこの周りの土が崩れないよう、ゆっくりとポットを外します。
こちらでは、1つの畝に2列の苗を植え付けていました。上手く苗同士の間隔をとれましたか?
昼食
今日の献立は
・自然塾そうめん
・ゴボウ料理6品【天ぷら、ゴボウ炊き込みご飯おにぎり、金平ゴボウ、サラダ、から揚げ、チップス】
・一口デザート【モンブラン、フレンチトーストブルーベリーソース、イチジクのコンポート、さつまいもチップス】
です。
使われている自然塾産の食材は
自然塾そうめん、自然塾小麦粉で焼いたパン、ナス、キュウリ、トマト、オクラ、青じそ、青柚子、ゴボウ、さつまいも、ブルーベリー、栗、梅干し、ご近所さんからいただいたイチジク です。
ゴボウはこの日の前日に皆さんが掘ったばかりのものです。そうめんとパンに使われている小麦粉は、去年の塾生・18期生と保護者の方が種をまいたコムギから作られています。
チーム農園作業(午後)
午前中の作業の続きです。残りの苗の植え付けと種まき、虫よけのネットを設置します。種はかなり小さい物もあります。落とさないように集中して取り掛かりましょう!
植えつけた苗の周りに肥料をまきます。野菜にとってのごはんですね。全ての苗に均等にまいていきます。
こちらでは、苗の根本に「卵のカラ」をくだいてまきました。これは、作物の根本をかじる害虫「ネキリムシ」から苗を守ってくれます。
植えつけができたらジョウロで水やりです。一株ずつ丁寧にあげていきます。
作物を害虫から守るためにネットを設置します。すき間ができないように金具でしっかり止めました。
種から育てる作物もあります。今回育てる種は一粒がかなり小さいものでした。落とさないように注意です!
まいた種の上に土をかける「覆土(ふくど)」の作業。薄すぎても厚すぎても芽が出ません。慎重に少しずつやりました。
最後にネギの植え付けをしました。根っこに酸素が必要なため、ワラを一緒に入れるという変わった植え方をします。特殊な植え方にみんな興味津々でした。
ジョウロに余った水を男子のチーム農園作物にあげていました。素晴らしい協力の形ですね!
帰りの集い
今日の活動を振り返って、それぞれの感想を伝えあいました。
「作業が終わるか心配だったけど、みんなとできてよかった」
「体が痛い中だったけど、目標を達成できた」
「協力ができて楽しかった。次回は時間を守れるようにしたい」
楽しかった感想もあり、次回に向けた目標も出してくれました。次回、ぜひ頑張ってくださいね。
編集後記
今回の活動で、皆さんの集中力と行動力には驚かされました。
今年活動をする皆さんは、前回の入塾式の日に初めてクワに触り、短い時間での練習しかできていませんでした。そのため、今回のチーム農園作業を終わらせることができるのか心配でしたが、そんな必要はありませんでしたね。
天候が不安定で、雨が降ってくる時間帯もありましたが、誰も作業の手を止めることなく、最後までやり切ることができました。素晴らしいです!
今回の振り返りの時、「次回は時間を守る」という声が多くありました。次回、しっかりと時間を守れるようになることを期待しています。
K.H.

9月19日 イベントステージ ~ゴボウ収穫①~

2020-09-25
カテゴリ:男子ステージ,女子ステージ
本来であれば入塾してすぐの4月にスコップで土を深くまで耕し、種をまき、除草や追肥などの世話を続け、長く育ったゴボウの収穫ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、9月スタート。種まき、世話はスタッフが行いましたが、歴代の塾生たちが印象に残る活動の一つ、ゴボウの収穫に挑戦してもらいました。

この日は塾生男女合わせて9名の参加、保護者の参加も合わせ13名で密にならないようにゴボウの収穫を行いました。
朝の集い
農作業着に着替え、塾庭にみんなが集まり、まずは意気込みを発表。「最後まで傷つけないように掘りたい!」「自分の力で掘ります。」様々な気持ちをもって、いざ畑へ!

ゴボウ収穫開始!
スタッフの見本を見て、いざ掘り始め。
「このゴボウを収穫するぞ!」
この日は気温はそこまで高くはないものの、湿度が高く、蒸し暑い。汗をかきながら掘り進めます。
「どう?結構掘れた??」少し進みましたが、まだまだ…
だんだん深くなり、体を穴の中に入れて掘り進めます。
保護者の方もすっぽり入って夢中に掘り進めます。
「そろそろゴボウに近づいてもいいかな?」傷つけないように慎重(しんちょう)に!
だいぶ姿が見えてきた!でも先端がまだ見えない…。。。
昼食
収穫を一度中断し、昼食へ。
この日は塾庭にシートを広げ、みんな一緒にお弁当をいただきました。

午後に向けて、エネルギー充填!
献立は、
市村自然塾特製弁当

この食事で使われている塾産野菜は、
ピーマン、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、キュウリ、トマト、栗、自然塾小麦粉で焼いたパン

自然に包まれた中の食事はおいしかったですね。

ポテトサラダがほんのり赤いのは、ジャガイモの品種「シャドークイーン」皮も実も赤いジャガイモなんですよ。自然塾では普段の食卓で食べられない珍しい野菜が出ることがあります。これからも楽しみにしてくださいね。
ゴボウ収穫再開!
お昼ご飯を食べて、パワー回復!
折らないように、傷つけないように細心の注意を払って掘り進めます。
「やったー!収穫できた!!」
スコップで土と向き合って約2時間半。塾生第1号。長さは90cm越え!立派なゴボウです。
焦る気持ちをおさえて、丁寧に慎重に…。
「もう、疲れた~」体力を使い果たして、掘り上げた1本。まっすぐで立派なゴボウです!
今年の一番長いゴボウ…。「記録125cm!」先端のヒゲ根まで切らずに丁寧に掘ったからこそ、この長さ。努力の証です。
集合写真
みんな、達成感のある笑顔!
最後の一仕事…
もうひと作業!収穫した後、平らな畑に戻します。力を使い切った後のこの作業がつらい!最後の力を振り絞って穴を埋めます。
帰りの集い
振り返りの出のみんなの感想。「思ったより深くて面白かった」「自分で1本、最後まで掘れた」「大変だったけど掘れた時うれしかった」「楽しみにしていたので、できてよかった」

みんな楽しんでくれたと思います。「自分の力でやり切る=楽しいこと」がわかったと思います。これからの活動に生かしてください。
編集後記
念願のゴボウ掘りを体験させることができて本当にうれしく思います。ゴボウ掘りに向き合う塾生たちの姿は真剣そのもの。1つの事に向かって行う姿はいつでも素敵に見えるものです。つい、応援したくなります。日常でも、自分が決めたことに真剣に向かう「一所懸命」心がけてください。
K.M.