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第20期(2021年度)

毎週日曜日に活動が行われています。
(新型コロナウイルス感染症拡大防止のため例年とは異なる活動日程となっています)
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11月21日 卒塾証書授与②

2021-11-26
カテゴリ:入塾式・卒塾式,男子ステージ,女子ステージ
証書授与が終わった後は、チーム農園に残っている野菜の収穫や、塾庭でみんなで遊んだりと、楽しい時間を過ごしました。
男子A・チーム農園
ビーツを収穫。引っ張ると、スポッと抜けて気持ちいい♪
あれっ…?抜いてみたら、全然実が太っていないものもありました。
収穫したハツカダイコンを人数分に分けます。色が鮮やかですね!
いらない葉っぱは包丁で切りました。断面に模様があって、面白い!
男子B・チーム農園
カリフラワーを収穫します。「ぎゃー!」悲鳴が聞こえて、何かと思ったら、虫がいたようです
誰が虫を取るか、ひと悶着(もんちゃく)ありましたが、どうにかこうにか、葉を全部取ることができました。
じゃじゃーん!12月にならないと収穫サイズにならないかもと思っていましたが、立派なものが収穫できました。
男子・自由時間!
鬼ごっこしよう!と一斉に走る塾生達。
フリスビーや、他にも野球をしている塾生もいました。
最後に男子塾生だけで、記念写真!改めてこのメンバーで良かったなぁと思いました。
女子・自由時間!
女子塾生も「鬼ごっこがしたい!」と…。鬼になったスタッフは、へっとへとになっていました。
次はだるまさんが転んだ。なかなかタッチしてくれないから、鬼の「だるまさんが転んだー!」という声がずっと塾庭に響いていました。
ずっと見てれば、誰か動くかなと思い見ていましたが、ピクリとも動きません(笑)
木登りもしました。視線が高くなると、ワクワクするよね~!
わぁ~!サーカスの空中ブランコの芸みたい!
途中から小雨が降ってきたので、塾生室に入り、人狼をしました。みんな、なかなか駆(か)け引きがうまいですね…!
塾舎にあいさつ
「市村自然塾、ありがとうございました!」
塾舎にむけて、最後のあいさつをしました。
はじめの頃は、バラバラだったあいさつも、今はバッチリそろっていました。
編集後記
元気でいてください。またね~!!
みなさんからの「卒塾の言葉」をきいていると、大半がオンライン活動だったにも関わらず、いろいろなことを考えたり、感じてくれたりしてくれていて、感動で涙が出てきそうになりました。
…と同時にもっと、何かできなかったのではと悔しい気持ちも。

ただ「もっとみんなと一緒にいたい!」と感じさせてくれるほど、素敵な塾生たちだったのだと、うれしくなりました。

みなさんの中には、何かキラリを光るものを持っています。これから、様々な体験をして、それを光らせてください。またみなさんと会える日を楽しみにしています!

Y.U

11月21日 卒塾証書授与①

2021-11-26
カテゴリ:入塾式・卒塾式,男子ステージ,女子ステージ
とうとう卒塾の日をむかえてしまいました。
途中で抜ける人を出さずに、男女とも全員でこの日をむかえられたこと、とても嬉しく思います。

みんな早く来たので、男子は散歩と塾庭で野球やユズ取りをしました。
女子塾生も散歩に。開始ギリギリになって戻ってきました。ゼーハーしてる。走ってきたの?!
代表理事の言葉
株式会社リコー コーポレート執行役員 ESG担当で、本塾の代表理事である、鈴木様よりビデオレターを頂戴(ちょうだい)しました。

「みなさん、卒塾おめでとうございます。活動がはじまった途端、コロナの影響で活動ができなくなってしまったことは残念でしたが、オンラインを通して、農作業の方法作物の様子などたくさんのことを学ばれたことかと思います。
10月からは、実際の畑の作業を通して、農機具の使い方など分からないこともスタッフに質問して教えてもらいましたね。
何より、ここで出会った仲間と良い友人になれたと思います。これからも仲の良い友人でいてください。」
柳川先生の言葉
「『大根十耕』という言葉を伝えたいと思います。綺麗な大きな大根を作るために十分に土を耕しましょうという意味です。みなさんは、ゴボウの種まきの時に同じような体験をしましたね。最後に苦労して収穫したゴボウはとても美味しかったかと思います。

野菜を作る前の『土作り』という作業はとても大切です。それは、私たちが生きてる時にいろんな友達と触れ合い、いろんな人たちの考え方や意見を自分の中に取り入れて、自分の判断・意見を耕していくこと。そして自分の進みたい道を進んでいくことと同じことだと思っています。

ぜひ『大根十耕』を覚えて帰ってください。本日はおめでとうございます。」
塾頭の言葉
「塾生の中にはコロナウイルスの影響で思うように活動が出来くて、残念に思っている人もいるかなと思います。 でも考えようによってはコロナウイルスで大変だったけれども、できることもたくさんあったという言い方もできますね。

体験できる機会は少なかったかもしれないけど、自然塾で大事にしてる三つの心二つの力は身に付いたのではないかと思います。

皆さんは今日で自然塾を出ますが、明日から自然塾で身につけたことや体験したことを是非活かしていろんなことに挑戦チャレンジしてもらいたいなと思います。」
修了書授与
「この度の卒塾にあたり、修了証を交付し、ここに修了したことを証します。」
みんな背筋がピン!として、清々しい修了書授与の時間になりました。
卒塾の言葉
「今回学んだことを話します。一つ目は、危険生物の話やマナーの話です。なぜ危険なのか、どうしてこのマナーが必要なのかを知ることができました。二つ目は、仲間と築く友情です。市村では、友情がなければこんなにも野菜は作れなかったと思います。学んだことを、これからの生活にも生かしていこうと思います。」
「コロナで思うような活動はできなかったけれども、オンラインで活動したおかげで、久しぶりにみんなと会った時は気軽に話すことができました。そのため、楽しく活動に取り組むことができたので、良かったです。」
「市村自然塾に来て、本当に良かったと思っています。野菜のことをくわしく知れたり、友達もたくさんできたりしました。こうやって活動ができているのも、コロナ禍でも頑張ってスタッフさん方が用意してくれたからだと思います。本当にありがとうございました。」
「チーム農園の野菜は最初スタッフさんが育ててくれたけれど、いざ自分たちがやってみると、結構大変でした。でも手入れをしていくうちに、段々楽しくなってきました。もっといろんな野菜を育ててみたいと思いました。」
塾生へ贈る言葉
「オンラインや、短い期間でしたが塾に来て活動をして、はじめて知ったこと・見たこと・きいたこと・体験したこと、あったと思います。その中で、きっとこれからの人生で役に立つこともたくさんあるんじゃないかと思います。
私もみなさんと同じ卒塾生です。卒塾して13年経ちましたが、その13年の間に自然塾で学んで役に立ったなと思うことが本当にたくさんありました。みなさんもぜひ。自然塾で学んだことを忘れずに、これからの人生を歩んで行って欲しいなと思います。」
男子11名、女子7名、計18名の塾生が卒塾しました。おめでとう!!

11月14日 女子第15ステージ

2021-11-20
カテゴリ:女子ステージ
撮影者は塾生です。きれいに紅葉していますね。卒塾式にはもっと紅葉が進んでいるかも…?!
女子のステージ活動では初の快晴。今まではカッパを着て作業したことしかありませんでしたが、最後の最後でお天気に恵まれてよかったです。
自由時間には紅葉狩りに行ったり、塾舎内で遊んだり、楽しんでいる様子が見られました。チームのメンバーと仲良くなれたかな?
最後のステージ活動は、コムギの種播きとチーム農園の片付けでした。コムギは代々受け継がれてきた作物で、今年の種は去年の塾生が育てたコムギからとれたものです。チーム農園も去年の塾生から引き継いでいます。みんながつないでくれたバトンは21期生へとつながっていきますよ。
それでは今回の活動の様子をお伝えします。
朝の集い
活動を始めるにあたり、塾頭さんからお話をいただきました。
「最後の活動は、全員そろってよかったですね。今回の活動は、”コムギの種まき”と”チーム農園の返還”です。どちらも来年の塾生に引き継ぐものなので、チームで協力して活動してください。また、”感謝”と言うことを考えて取り組んでほしいです。やることが一杯でいそがしいと思いますが、楽しんで活動してね。」
コムギの種播き
「やり方を教えるから、1回で覚えてね。この列は全部みんなに種を播いてもらうよ。」
「ばらまいたらダメ?」「面倒くさいよ。」文句を言いつつも、指できちんと間隔を測って、1粒ずつ丁寧に種を播いてくれました。
「テキトウに播いたらどうなるの?」「世話が大変だよ。来年の塾生が苦労するだろうな。」「ふーん。」
やってみたらあっという間に終了。芽の出方でみんなの種播きレベルがわかるよ。来年様子を見に来てね。
チーム農園作業(午前)
カラフル人参収穫!オレンジ、黄、白のニンジンがとれました。「紫のとか見たかったな…」どのニンジンが育つのかは運ですね。
ロマネスコは今回収穫することにしました。葉を落としていくと中からイモムシが出てきてビックリ!虫が食べたくなるくらいおいしく育っているということですね。
収獲したロマネスコは手乗りサイズでした。「かわいいー」キーホルダーにできそうなサイズ感でした。
残りのビーツも全て収穫。ところどころ虫がかじったあとがありました。
収獲の後は残渣(ざんさ)の片付けをしました。
「押しこめばまだ入りそう。」「中に入ってもいい??」
袋にぎゅうぎゅうにつめた残渣を塾庭の残渣穴まで運びました。重かったでしょう。
畑の片付けももうひとふんばり。雑草を草刈ガマではじからとっていきました。
昼食
自然塾で採れた野菜は、「 自然塾うどん、チーム農園アズキ、大豆、自然塾九州のもち米、ネギ、ダイコン、ニンジン、ハクサイ、サトイモ、ゴボウ、タマネギ、ジャガイモ、ユズ、塾頭さんが育てたショウガ 」です。また、柳川先生からバターナッツかぼちゃとミカンをいただきました。
本日の昼食は、
・カレーうどん
・チーム農園アズキのお汁粉
・柚子ピール
・塾頭さんのショウガのピール
でした。
デザートが充実していたので、塾生もたくさんお替りをしていました。お汁粉もおいしかったですね。
チーム農園で収穫したばかりのロマネスコはうどんの上にのせてもらいました。「おいしかった。」「あんまり味しない。」「固かったな。」といった感想をもらいました。
チーム農園作業(午後)
お腹もいっぱいになったところで、午後の作業スタート。ゴールが見えてきました。
畝をクワでくずして畑を平らな状態にしました。クワを使うのは2回目でしたが、上手にあつかっていました。
レーキを使って足あとが残らないように土を均(なら)しました。「押すのが難しい!」ちょっと苦戦している人もいました。
きれいになったチーム農園に感謝の気持ちをこめて最後のあいさつ。これで来年の塾生に引き継げます。
「ニンジンの葉っぱはいらないよね。切るよ。」「どうやって分ける?」「これでいいかな?」
「秤の針がずれてる!」「だから重さがおかしかったんだ!」「またやり直し~?」均等に分けるのは難しいですね。
帰りの集い
「みんなで協力して畑をきれいにできましたか?」全員が良くできたと答えてくれました。畑は3面ありましたが、1日で片付くとは驚きました。本当によく頑張りましたね。
活動の終わりに塾頭さんからお話をいただきました。
「チーム農園がものすごくきれいに片付いていましたね。よく頑張りました。みんなのチーム農園は、19期生から引き継いだもので、19期生がきれいに片付けてくれたから、みんなが使うことができたんですよ。”感謝”の気持ちを持つように伝えたけれど、これからもその気持ちを忘れないでください。」

塾生の感想を一部紹介します。
「自分達で育てた野菜は美味しかった。」「チームで遊んだり、話ができて楽しかった。」「ポップコーンを家で食べたけど、ふわふわしていてとても美味しかった。」「虫が思ったより多かった。ケムシもいたし…。草取りとか洗い物が結構大変だった。」「お土産を分ける作業が楽しかった。」「初めて食べた野菜は、スーパーでも見た事がないから貴重な経験だった。ポップコーンが特に美味しかった。チーム農園は最初から自分達でやりたかった…。」
編集後記
半数以上の塾生が「来年も塾生になりたい」と手を上げてくれました。4回しか塾で活動できなかったので、まだまだ物足りないのかなと思います。遊んだり、ご飯食べたり、「畑作業大変だね」と言いながらみんなでわいわい活動できる時間がもっと欲しかったです。ステージ活動は今回で終了となりますが、卒塾式にはみんなで遊べる時間があるようです。最後の思い出づくりにたくさん遊びましょう!それではまた卒塾証書授与(式)で。
                                                M.T

10月31日 女子第14ステージ

2021-11-05
カテゴリ:女子ステージ
2週間ほど前まで青かった塾庭のユズは、すっかり熟して黄ユズに。早めに登塾した子で収穫していました。
暦の上では霜降(そうこう)となり、塾周辺の木々が色づき始めました。
今回は“気持ちを込めて丁寧に作業しよう!”とのステージテーマのもと、チーム農園作業をメインとした活動を行いました。
朝の集い
塾生手帳にメモを取りながら、話を聞きました。
~塾頭の話~
前回はゴボウの収穫を大雨の中で一人ひとり頑張っていました。今日の活動はチーム農園作業がメインです。
みんなは初めてチーム農園作業に取り組みますね。メンバーと協力し、丁寧に作業することを心掛けてください。
特に“思いやり”ということを意識して活動してください。辞書によると“思いやり” は、相手の身になって考えることです。
自分のことだけでなく、相手のことを考えること。一日、相手を思いやる気持ちで作業してください。
チーム農園作業(午前)
まずは観察からスタート。「きゃー!」キアゲハの幼虫がニンジンの葉をかじっていました。
続いて計画立て。「ニンジンは虫とりが必要だね」「サトイモが収穫できるよ!」
作業開始!まずは茎ブロッコリーを収穫。「ちっちゃな木みたいだね」
「採れたー!」続いてコールラビの収穫。
残っていたスイカ3玉も収穫。「お昼に出してもらおう!」
「赤くてかわいい」アンデス赤ジャガイモは1人1株ずつ収穫しました。
サトイモは葉を切り落とし、傷つけないように周りから慎重に掘っていきました。
今まで使ったことの無かったクワを使って、カリフラワーなどに土寄せをしました。
「チーム農園ありがとうございました」作業を終える頃には、ぽつりぽつりと雨が降り出しました。
最後に使った道具を洗って片付け。「水が冷たい!」
昼食
先ほど採ってきたばかりのスイカも一緒に出してもらいました。
お腹が空いていたのか、昼食の合図となる鐘を鳴らすと同時に塾生たちは食堂へ。
マナー講座で教わった箸の持ち上げ方や、お茶碗の持ち方なども確認しながら、自然塾産の食材をたっぷりと使った食事をいただきました。

~献立~ ※カッコ内は自然塾産の食材
  • 自然塾産のご飯(米)
  • おでん(大根、冬瓜、ごぼう、里芋、にんじん、じゃがいも、キャベツ、しょうが、手作りこんにゃく)
  • 飯の友5種(ピーマン、ネギ、きゅうり、小松菜、ほうれん草、梅干し、味噌)
  • 茹で野菜(ブロッコリー、カリフラワー、落花生)
  • あんころ餅(小豆、自然塾九州のもち米)
  • 芋けんぴ(さつまいも)
自由時間
朝の集いの前や、昼食後の自由時間には、塾舎内から楽しげな声が聞こえました。
塾生たちは、だるまさんが転んだや、積み木を並べる遊びをしていました。
楽しそうに遊んでいる塾生たちでしたが、集合時間には遅れることなく集まり、気持ちを切り替えて活動に取り組んでいるようでした。
チーム農園作業(午後)
午前中に収穫した野菜のトリミング(外葉など食用に適さない部分を除く)と、洗浄を行いました。
「サトイモはこれくらい土が落ちればいいかな?」一つひとつ丁寧に汚れを落としていました。
洗浄を終えた野菜を土間に運んで、分け合いました。
「○○グラムだから7人で割ったら、△△グラム!」塾生たちは重さを量る・計算する・袋に入れる役割に分かれていました。
「これ、ちょっと虫食いがある!」塾生たちが来られなかった間に収穫し、乾燥させておいたポップコーンも分け合いました。
最後には作業の振り返り。「目標の”協力して収穫・片付け”が出来た人?」全員が手を挙げていました。
塾生室・共同場所清掃
帰りの集い前に塾生室・共同場所清掃を行いました。
塾生たちで話し合いをしてスムーズに分担を決め、取り組みました。
また、自分の担当箇所を終えると「手伝おうか?」と声を掛け合っていました。
帰りの集い
「市村自然塾ありがとうございました」玄関前であいさつして解散。手にはチーム農園で採れた野菜のお土産がたくさんですね。
~塾頭の話~
午前中、集中して作業を行っていました。雨が降る前に終えられてよかったと思います。
午後はみんなでよく協力して収穫物を分けていました。チーム農園作業の振り返りでは、「まだ体力が残っていて作業ができそう」という声もあったので、次回も頑張って行いましょう。
収穫した野菜を協力して運んだり、収穫物をみんなでどうやって分けるか相談したりしていて、朝の集いで話をした「思いやり」が良くできていたと思います。
みんなに身につけてもらいたい”3つの心と2つの力”の中に、”相手を思いやる心”があります。今回、それがチーム農園作業で体験することができて良かったと思います。
次回で活動は最後なので、次回も頑張ってください。
編集後記
コロナや荒天の影響で、あまり実際に塾で活動が出来ていなかった女子塾生たち。今回は途中、雨が降り出してしまったものの、前回に続いて実際に塾で活動をすることができました。 
ぼかし肥のにおいを嗅いだり、クワを使ったりと、女子塾生たちにとって初めてのことがたくさんありました。初めてのことでも、チームメンバーとよく協力して取り組んでいたと思います。
チーム農園作業の振り返りの際に「まだ疲れていない、もっと作業ができそう!」という感想がありました。また、実際に活動を行った塾生たちの表情はとても楽しそうに感じました。
活動は次回で最後ですが、たくさんの体験をしてもらいたいと思います。
T.M.

10月17日 女子第13ステージ

2021-10-22
カテゴリ:女子ステージ
メンバー全員が活動の開始時刻よりも早く集まったので、チームみんなでジェンガを楽しんでいました。
秋が一層深まり、肌寒く感じる日が多くなりました。二十四節気は「寒露(かんろ)」、 朝晩の冷え込みが厳しくなる季節と言われています。
今回は久しぶりの女子ステージです。女子塾生が塾で活動するのは第1ステージ以来、約半年ぶりです。その第1ステージで植え付けたゴボウの種が半年をかけて大きく生長し、収穫時期を迎えました。今回はゴボウの収穫と、チームの仲を深める活動をしました。
朝の集い ~塾頭の話~
活動を始めるにあたり、塾頭からお話がありました。
「7人全員、元気で来てくれてよかったです。半年ぶりの活動ですね。今回はゴボウ掘りをします。1年の中でも重労働の活動ですが、朝の元気があれば大丈夫。皆なら頑張れると思います。先週掘った男子は90㎝が最長でした。その長さのゴボウを収穫するということは、その長さ以上掘らないと収穫できません。頑張ってください。
今回は「恵み」という言葉を考えながら活動してほしいです。今日はあいにくの雨ですが、生き物が育つためには雨が必要です。ゴボウも雨がないと生長しません。第1ステージで種をまいたゴボウを収穫しながら、自然の恵みを感じてみてほしいです。」
チームの時間
長い活動休止期間から明けて初めての活動になるので、まずはチームの仲を深め合う活動をしました。
最初は「文字さがし」。配られた新聞紙の中から、指定された言葉と同じ文字を探します。
次に、1枚の新聞紙をどれだけ長くできるか挑戦しました。ちぎれないように丁寧に…
チームで工夫をして、かなり長くすることができました!
最後は決められた数のジェンガを使ってどれだけ高く積めるか挑戦!チーム内で様々な意見が出ていました。
全部のジェンガを使用して積み上げることに成功!これよりもさらに高くする方法を考えました。
昼食
午後のゴボウ掘りに備えて、少し早めの時間に昼食をとりました。
昼食の献立:栗おこわ、五目おこわ、サラダ、夏野菜の天ぷら、金平ゴボウ、ゴーヤの佃煮、カボチャスープ、栗ケーキ、冬瓜パイ
塾産の食材はゴボウ、キャベツ、ミズナ、タマネギ、ブロッコリー、カリフラワー、チンゲンサイ、コマツナ、ゴーヤ、カボチャ、ナス、パプリカ、ピーマン、ビーツ、トウガン、わら灰コンニャク(コンニャクイモ、ワラ)、栗、パセリです。また、自然塾九州からいただいたもち米も使用しています。
塾生たちは久しぶりの自然塾ご飯を楽しんでいた様子。中には苦手な野菜があった塾生もいましたが、頑張って食べていました。卒塾までに全部食べれらるようになろう!
ゴボウの収穫
待ちに待ったゴボウの収穫の時間です!午後になっても雨が降っていましたが、塾生たちはやる気十分。合羽を着てスコップを持って、畑へ出発しました。
まずはスタッフが掘り方を説明します。皆、真剣に聴いていました。
掘り始める前に、手前側に倒れている葉を回収します。
いよいよゴボウ掘りスタート!傷つけないように、スコップ1本分離れた位置から掘り始めます。
「土ってこんなに重かったっけ!?」土の重さに苦労しながらも、少しずつ穴を広げていきます。
体がすっぽり入ってしまうほど深い穴!ここまで掘れれば収穫まであと少し!
ゴボウが見えてきたらスコップをシャベルに持ち替えて、慎重に周りを掘ります。
ついに収穫!1本目は男子の記録に迫る87㎝!さらに、続けて収穫した2本目(写真)は99㎝で今年の最長記録を更新!
大物が続けて収穫されました!このゴボウは102㎝!今年初の1m超えです!
その後も続々と収穫!!
今年の最長ゴボウは115㎝!皆がまいたわずか数ミリの種が半年の時間をかけて立派に生長しました!!
最後は皆で記念撮影!雨が降る中、よく頑張りました!
チーム農園の収穫
チーム農園のレタスが収穫時期を迎えていたので収穫をしました。
2人1組で葉っぱを押さえる人と根元を切る人に分かれて収穫します。
チーム農園の初収穫です!
スイスチャードも収穫しました。葉だけを切って根を植木鉢などに植えておくと、もう一度葉が育つそうですよ!
「レタスの出荷です!」初めてのチーム農園の収穫物、自宅でぜひ味わってくださいね!
帰りの集い ~塾頭の話~
次回も元気な姿を見せてくださいね!
活動を終えるにあたり、塾頭からお話がありました。
「お疲れさまでした。大変だった、疲れたけれど楽しめたようで良かったです。
朝話した「恵み」について、ゴボウを掘って大地の恵みを感じることはできましたか?家で自分が掘ったゴボウを食べて、自然・大地の恵みを感じてもらえたらと思います。」
編集後記
半年ぶりに顔を合わせて会うことができ、本当に良かったと思います。今年の女子塾生は7月の第6ステージが大雨で中止になった影響で、男子塾生よりも長い期間の活動休止となってしまいました。
塾生の皆さんが楽しみにしている活動の多くは「塾でしかできないこと」だと思います。中でもゴボウ掘りは、多くの塾生が楽しみにしている活動だったのではないでしょうか。当日の天候が不安定で少し心配していましたが、無事に活動できて本当に安心しました。塾生たちのやる気もすさまじく、スタッフから「無理しないで休憩していいよ」と声をかけても夢中で掘り続ける塾生が多かったです。
今回は大変疲れたのではないでしょうか。しっかり休んで、やる気と体力を回復して残りの活動も頑張ってもらえればと思います。
K.H.
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